便秘には食物繊維って昔から言いますよね。これは便秘の原因の一つが、ダイエットなどで便の材料が不足すると腸のぜん動運動が促されないためですが、この対策として、小腸で吸収されない食物繊維を積極的に食べることがよいそうです。食物繊維を増やすことで、3回に1回しか便がない人でも毎日排便できるようになるとも。
食物繊維には水に溶けやすく便を柔らかくする水溶性の食物繊維と、水に溶けず便のボリュームをアップさせる不溶性の食物繊維の2種類があります。どちらか一方ではなく、両方をバランスよく摂取することが大事です。
具体的には、水溶性食物繊維の代表として、りんご、こんにゃく、海藻類、にんじん。不溶性食物繊維の代表として、ごぼう、大豆、さつまいも、きのこ、が挙げられます。
ただし、便秘のタイプによって向き不向きがあります。ストレス性便秘やスーパー便秘、普通の便秘でも便が固い場合は、繊維が便の固さを増したり、お腹の張りにつながることもあります。普通の便秘でもコロコロ便の場合、不溶性食物繊維は逆効果になります。効果がない場合は無理に食べ続けるのはやめておきましょう。
よく朝起きたら水を飲むと便秘にいいと言いますが、それは本当です。もっと言えば水だけじゃなく、朝飯をしっかり食べることが重要です。朝一番に胃にものが入ると自律神経の刺激が腸に伝わり、ぜん動運動が促されることが分かっています。
最も排便に適しているタイミングは朝なので、朝にしっかり排便することが大事です。ぜん動運動が起こってせっかく便意を感じても、時間がないなどの理由でつい我慢してしまうと一日中、便を腸にためこむことになります。せっかくの便意を逃がさないように、朝は少し余裕を持って起床して便意に備えましょう。
トイレでいきむ時に正しい姿勢があるとは知りませんでした(^_^;)
便秘に対する正しい処方として、まず正しい排便ポーズを習慣づけることが大事です。背筋を伸ばすくらいは誰でも思いつきますが、基本としてやや前傾に、そしてかかとを少し上げます。この姿勢に余計な力が入らず便がスムーズに出やすいんです。
やってみると分かりますが、上半身を前傾しないで90度の直立姿勢だと太ももの上部の筋肉に力が入ります。でも前傾してかかとを上げることで足が力まず、肛門だけに意識を集中しやすくなります。これは直腸から肛門へ向かう角度も関係しており、90度の姿勢だと直腸と肛門の角度が直角になってしまうため、便が通過しにくくなります。前傾することで流れやすくなるんですね。
また、あまり長時間いきむことを繰り返しているとスーパー便秘(直腸性便秘)になる可能性があるので、いきまずに便意に従い、タイミングよく排便しましょう。目安として3分いきんで出なかったら一旦引き上げましょう。
便秘薬を飲んでも最初は良くてもすぐに効かなくなりますよね?あれって、体が薬剤に慣れてしまって慢性化してしまうからだそうです。では、そういう場合はどうすればいいのか?
それは自力で排便できるように地道に鍛錬するしかないです。そのためには、排便がどういう仕組で起こるのか理解することが必要です。
食事をして腸に送られた内容物は直腸に入ると膨らむことで大脳を刺激して便意を起こさせます。便意を感じると直腸の筋肉がキュッと収縮して排便を促します。これを毎日繰り返すことで自然な排便が習慣になります。
しかし便秘薬で強制的に収縮させて排便することが繰り返されると、元々持っている排便機能が弱まり、やがて自力では排便できなくなります。いずれにせよ、下剤を続けて服用するのは百害あって一利なしと言えます。即座に便秘薬の服用を止めて食べたものは毎日スッキリ出すことを心がけましょう。
ちなみに食生活の改善も効果あります。玄米食に切り替えて水分を多く摂ったら効果があったという方は多いです。よかったら参考にしてみてください。